ぶっちゃけボイトレ講師って稼げるの?

 

こんにちは、稲富翔です。今回はぶっちゃけボイトレ講師って稼げるのかどうかについて書いていきます。

ボイトレ講師とタイトルに書きましたが、ギター講師やドラム講師、ピアノ教室の先生といったいわゆる音楽を人に教える先生のことについて解説していきます。

これから講師を目指す人や、今現在講師業をしている人は参考にしてくれたらと思います。

お金を稼ぐことは価値提供の対価である

まずは前提知識として、「お金を稼ぐことは価値提供の対価である」これはしっかり抑える必要があります。

音楽をやっている人に限らず、芸術やスポーツを真剣に取り組む人ほど「お金が全てじゃない」「お金を稼ぐことが全てではない」と言った考えになります。僕自身も音楽のプレイヤー側の人間なのでこの思考そのものは悪いものではないと信じています。

ただ、現実問題として今の日本、資本主義の世界で生活していくためには生活費を用意する必要があります。生活費がないと家賃も払うことが出来なければ、お昼ご飯にほっともっとで特唐揚げ弁当ご飯大盛り(540円)を買うことだって出来ません。もちろん好きな音楽をすることもできなくなってしまいます。

だからお金を稼ぐことは大事とか大事じゃないとかそんな話ではなく、最低限確保すべきもの。なんですよね。

またお金とは価値提供の対価です。音楽活動で言えば、あなたの音楽を好きなファンの人にライブやMVなどの価値を提供することで、その対価としてライブ代をもらったり、印税をもらえたりします。

言い換えるとお金をたくさんもらっている人、お金をたくさん稼いでいる人は、たくさんの価値を提供し、その対価としてたくさんのお金をもらっている。と考えることが出来ます。

ボイトレ講師であれば、歌の悩みを抱えている人。高い声がコンプレックスな人。音痴が嫌で克服したい人などの悩みを解決すればするほど、お金という対価を頂くことが出来ます。

ボイトレ講師のメリット

お金とは価値提供の対価である。といった前提知識を理解した後は、ボイトレ講師のメリットを理解していきましょう。

ボイトレ講師には3つのメリットがあります

  • 好きな音楽で仕事ができる
  • 音楽活動よりも稼ぎやすい
  • あなたの音楽スキルが上がる

それぞれ詳しく解説していきますね。

好きな音楽で仕事ができる

ボイトレ講師をする1番のメリットは「好きな音楽で仕事ができる」ことです。今現在ボイトレ講師として働いている僕自身、このメリットは日々感じていますね。

自分が大好きでやまない音楽をして、そしてさらにお金まで頂ける。これ以上にない嬉しい気持ちを日々感じています。

世の中には「好きなことは仕事にするな」「好きなことを仕事にするといつか嫌いになる時が来る」と言う人がいます。その理論も一理あります。そう言った人は好きなことは趣味のまま、仕事は生活費を稼ぐためにする最低限なこと。と位置付けているんじゃないでしょうか。

ただ、これは僕の経験に過ぎないのですが、好きでもないことを仕事にすると仕事そのものを続けることが出来ません。

昔なんちゃってでフリーのコンサルタントとして働いていた時があります。そこそも売り上げは上がっていたのですが、ふとした瞬間に「あれ?なんでこんな仕事してるんだろう?」と思うことがあったり、辛い時期、キツイ時期に直面した時、好きでもなんでもないからという理由で仕事を辞めてしまったことがありました。

逆に好きな音楽だからこそ、辛い時やキツイ時期でも踏ん張って続けていくことができる。だから好きなことこそ仕事にすべきだ。と僕は考えています。

音楽活動よりも稼ぎやすい

講師業のメリット2つ目は「音楽活動よりも稼ぎやすい」です。

音楽活動でお金を稼いでいくためには、あなたのことを好きなファンを集めていく必要があります。もうこの時点でハードルがメチャメチャ高い。

全くあなたに興味がない状態から、あなたのことを、あなたの音楽を知ってもらい、そして何度も音楽を聞いてもらう機会を作り、徐々に徐々にファンになってもらい、そしてライブに来てライブ代を払ってくれる。

音楽活動はそれだけハードモードな恋愛シミュレーションゲームのようなものです。

一方ボイトレ講師は、「歌の悩み」を抱える人に対するお仕事です。一定数需要があるため、お客さんを集めること自体は音楽活動に比べ難しくないため稼ぎもその分あげやすい傾向にあります。

だから音楽活動でなかなか稼げない歌手の人やバンドマンの人は副業で講師業をやることは珍しくないですね。もちろん人に音楽を教えることが大好き!という講師の方もいますが、僕がこれまで接してきた方の多くは副業、サイドビジネスで行なっている人が大半でした。

あなたの音楽スキルが上がる

3つ目のメリットは収入に直結するものじゃないですが「あなたの音楽スキルが上がる」です。

ほんと不思議なもので、教わる生徒さんよりも教えている講師の方が音楽スキルが上がっていくんですよね。

レッスンに来られる生徒さん。と一括りにしても、

  • 今までどれぐらいボイトレをしてきたのか
  • 今抱えている歌の悩み
  • 理論的に考える人なのか感覚的な人なのか
  • 年齢は、性別は、育ってきた環境は

などなど、様々な方がレッスンに来られるので、その人それぞれにあったアプローチ方法を考え、レッスンを進めていくため、不思議とレッスンを重ねるごとに自分自身の音楽スキルが上がっていきます。

ボイトレ講師のデメリット

ここまでボイトレ講師のメリットを解説していきました。ここからはデメリットのお話。ここでも3つのデメリットをピックアップしました

  • レッスンをしないと収入が上がらない
  • 雇われ講師の場合1コマごとのレッスンフィーが低い
  • 独立をするとレッスン以外の全ての業務をしないといけない

それぞれ詳しく解説していきます

レッスンをしないと収入が上がらない

当たり前だろう。と思われたかもしれませんが、デメリットの1つ目は「レッスンをしないと収入が上がらない」というものです。

ボイトレ講師には音楽活動のような印税収入はありません。専門用語で労働集約型ビジネスなんて言います。(本当に専門用語なのかな?と書いてて思いましたが、多分そうでしょう。はい。)

働かないと、レッスンをしないとお金を頂くことはできません。

この記事を執筆しているのが2021年6月で、今現在コロナの影響で緊急事態宣言が出されています。

2020年の4月に初めて緊急事態宣言が発令した時、僕のレッスンにくる生徒さんは一気に半分になってしまいました。いきなり給料が先月より半分になってしまうんです。なかなか怖いことだと思いませんか?

そしてその給料は変わらず1年間続いてしまう…。もう大変なことですよね。とてもボイトレ講師だけで生活してくことはできません。

「このままただボイトレ講師を続けていてもいけないな」と思い、僕自身はブログの執筆、YouTubeの投稿、オンラインコースの作成などネット上でも活動ができるようにシフトしてきました。

レッスンをしないとお金がもらえない。当たり前のようなことですがデメリットの1つとして考えることはできるでしょう。

雇われ講師の場合1コマごとのレッスンフィーが低い

さて、ちょっと闇的な話になりますが、デメリットの2つ目は「雇われ講師の場合1コマごとのレッスンフィーが低い」です。

ボイトレのレッスンって高いですよね。マンツーマンレッスンなら1時間4,000円~10,000円ほどが日本だと相場ですね。高い方だと1時間で10,000円~30,000円。海外の講師だと4万以上もする場合があります。

それだけ高価なレッスン費用であれば、さぞ先生も講師もウハウハなんじゃないかとイメージしがちですが、現実はコンビニバイトよりほんの少し給料が高いだけです。

またレッスンをするための下準備、レッスンの質を高めるための自己研鑽、生徒さんの記録作成などなどレッスン外でしなければいけないことはたくさんあります。下手すると時給300円~500円なんてこともあったりします。

そのため、講師の方の中には月に100~150回もレッスンをしたり、色々な教室を掛け持ちしたりして生活費を稼いでいます。

専門学校やグループレッスンのように毎週固定の時間にレッスンがあるところは別ですが、マンツーマンレッスンをしている場合はレッスン予約が入らない限りレッスンをすることができません。イコール給料が入らないということ。

こう考えていくとアルバイトとして働いた方が効率よく稼いでいくことができますね。

独立をするとレッスン以外の全ての業務をしないといけない

「じゃあ雇われるんじゃなく独立してボイトレ講師になればレッスン代をそのままもらえてウハウハじゃないか!」と思う方もいるでしょうが3つ目のデメリットは「独立するとレッスン以外の全ての業務をしないといけない」です。

雇われていた時はただただレッスンをするだけでお金をもらっていました。が、独立したとなると

  • スタジオの家賃(レンタルならレッスン毎に予約&スタジオ代の支払い)
  • レッスン費用の設定
  • 生徒さんの集客(ブログやチラシ作成、広告など)
  • お金の管理

など、これらのことをしながら、かつレッスンをこなしたり、生徒さんのケアや成長記録の作成。自分自身の自己研鑽などをしていかないといけません。めちゃくちゃハードワークだし、色々なところでお金を使ってしまいます。

特に集客。何もしなければビックリするぐらいお客さんが集まらない。

独立して色々なことがわかったタイミングで「だから雇われていた時の給料は低かったのか」と気づくことができます。

3つ目のデメリットはボイトレ講師に限らず、どの業界、どの業種でも同じことではありますが、決して雇われから独立しただけでウハウハになれるわけじゃないってことですね。

ぶっちゃけボイトレ講師は稼げるの?

結論から言うと、音楽活動よりは稼げます。ただボイトレ講師よりもアルバイトの方が効率よく確実に稼ぐことができます。

これを知っても「俺はボイトレ講師になりたいんだ!」「私はピアノ教室の先生になりたいの!」と思うのであれば、ぜひ頑張ってください。

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