リップロールは効果ない?リップロールの正しい活用方法【ボイトレ】【SOVTエクササイズ】

こんにちは、稲富翔です。今回はリップロールの正しい活用方法を解説します。

結論からいうとリップロールはあくまで補助やウォーミングアップして使うもので、長くリップロールだけをやっても効果はありません。

ここら辺を詳しく掘り下げていきます。

忙しい方の為にポイントを3点にまとめました

  1. リップロールなどのSOVTはあくまで補助&補正のツール。
  2. リップロールは各ブリッジの克服や、声区融合の第一歩目。
  3. ボイストレーニングは目的が大切です。

リップロールは素晴らしいツールです。ただリップロールだけをやっても意味はあまりありません。

僕が通っていた専門学校のボーカル科は皆リップロールばかりやってました。もちろん僕自身も。それはリップロールの効果を知らずに「良いトレーニングだから」と先生から言われてたからやっていただけです。

もしあなたも「ただなんとなくやっている」のであれば非常に勿体ないことなのでぜひ、最後まで記事を見るようにしてくださいね。

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①リップロールなどのSOVTはあくまで補助&補正のツール

あなたはSOVTという言葉を聞いたことありますか?

SOVTとはSemi Occluded Vocal Tractの略で、半閉塞(はんへいそく)声道運動みたいな名前だったはずです。

このエクササイズは抵抗を利用してあなたの発声状態をよくしてくれるものです。スポーツでいう準備体操のようなイメージですね。

おしらさんのタピオカハイトーンもSOVTエクササイズ

リップロールは唇で空気の流れをせき止める効果があるのでSOVTの一つになります。

その他はタングトリルやカクテルストロー、ちょっと前におしらさんが流行らせたタピオカハイトーン(僕もあの動画で知りました)などもSOVTエクササイズです。

YouTubeで100万回以上再生されている「2分間で高音が出やすくなる方法」の動画で紹介されているのもSOVTエクササイズです。

SOVTエクササイズ”だけ”をしても上達しない

リップロールなら唇。タングトリルは舌、各ストローエクササイズはストローや水の抵抗を利用して発声状態をよくしたり、出しにくい音域を補助する役割があります。

リップロールはミックスボイスに効果的と聞いたことはないでしょうか。抵抗を利用することで難しい音域(ミックスボイス)の発生を可能にしてくれます。

ただ言い換えるとリップロールなどのトレーニングは補助や補正をする役割しかありません。このエクササイズを続けていっても技術的な上達は見込めません。

スポーツで例えると永遠に準備体操だけをしていても上達しませんよね。

準備体操も大切なモノですが、10分,20分で切り上げて今の自分にあったトレーニングに取り組む必要があるでしょう。

リップロールなどのSOVTエクササイズも同様、自宅でできるからといってそれだけを続けてもあまり意味はありません。

②リップロールは各ブリッジの克服や、声区融合の第一歩目。

自転車で例えると永遠に補助輪をつけたまま自転車を漕ぎ続けている状態になります。

もちろん最初のうちは補助輪がないと漕ぐことはおろか自転車にまたがることすら困難だと思うので補助を使うのは仕方のないことでしょう。

それでも補助輪はいつか外さないといけません。(補助輪があると本来のスピードは出せないですし)

今回は声区融合を例に話していきます。もしあなたが高い声を出したい。ミックスボイスを出せるようになりたいのなら声区融合はめちゃくちゃ大事なトレーニングになるので是非できるようになってください。

声区融合とは地声と裏声を一本に繋げるトレーニング

声区融合とは地声と裏声を一本に繋げるトレーニングです。ミックスボイスの習得に必須のトレーニングになるため僕も普段の練習に取り入れてますし、生徒さんにも練習してもらっています。

テキストで見てもよく分からないと思うので実際の音声を聞いて見てください。

声区融合※音が出ます。

 

ただ、声区融合は慣れると簡単なんですが、最初のうちはかなり苦戦すると思います。そこで声区融合の補助をしてくれるのがリップロールなどのSOVTになります。

リップロール実践※音が出ます

 

タングトリル実践※音が出ます

 

リップロールやタングトリルをやっても上手くいかない方は一本に繋げるのではなく、バイクのエンジンをふかせるイメージで発声をするとやりやすかったりします。

エンジンふかしVer※音が出ます

次はMaや母音に移行していきましょう

リップロールで声区融合ができるようになってきたら次は補助輪を「Ma」に変えてやってみましょう。Mの子音は一旦唇を閉じるためSOVTに近い状態になります。

Ma実践※音が出ます

 

Maが上手くいかない方は、「マ」と「モ」の間「Mum」でやってみてください。

Mum実践※音が出ます

 

で、これも出来るようになったら各母音でやってみましょう。補助輪を外して自転車を漕いでみましょう

あVerの実践※音が出ます。

 

ここまで出来るようになったらミックスボイスを出す感覚は身についています。

ミックスボイスの第一歩!3ステップで声区融合を完成させよう!

2020年11月13日

リップロールはあくまで第一歩目

今回は声区融合を例に解説しましたが、別のトレーニングでもリップロールを活用することが出来ます。

例えば歌のフレーズで力が入ってしまう場合もリップロールでまずはフレーズを攻略し、「Mum」⇒「普通の歌詞」と移行することで克服することができます

このようにリップロールはとても便利なツールです。ですがその扱い方を理解せず、ただただリップロールだけを続けても効果は薄いでしょう。

③ボイストレーニングは目的が大切です。

このように目的を考えてボイストレーニングをすることは大切です。

自宅でできるトレーニングだからといって永遠とリップロールだけをなんとなく続けても効果はありません。

目的を考えて、目的に沿ったトレーニングを続けていくことで歌は少しずつ上達していきます。

あなたは何故そのトレーニングをやるのですか?また今の自分に必要な要素は何でしょうか?

【むしろ下手に!?】絶対におすすめしないボイトレを3つご紹介します【どっちかというと思考法】

2020年11月18日

まとめ

記事の内容をまとめます。メモしておくと今後のボイトレに役立つかもしれませんよ。

  1. リップロールなどのSOVTはあくまで補助&補正のツール。こればかり続けても上達はしない
  2. リップロールは各ブリッジの克服や、声区融合の第一歩目。リップロールやストローエクササイズでできるようになったらMum⇒各母音と移行していきましょう
  3. ボイストレーニングは目的が大切です。目的に沿ったトレーニングをしていきましょう。

ではまた別の記事でお会いしましょう!稲富翔でした!

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